ライブラリ20
道成寺黒髪供養第三部 フィリアホール 平成30年10月21日
道成寺の実録をもとに作詞されたものを、二代上原真佐喜が三部の大作にまとめ上げました。
・・海辺に住む美しい黒髪の海女の乙女が宮使いにと都へ連れ去られ、両親は娘との別れを嘆き悲しむうちにこの世を去ります。以上が第一部と二部で、この第三部では文武の帝が悲観に暮れる娘を慰めるため、一丈二尺の観音像を本尊とした道成寺を建立します。曲は高低二部の合奏曲として作られています。
土岐善麿作詞
松風 フィリアホール 平成30年10月21日
久方の月の桂のかげ高く、風吹き送り真砂路(まさごち)を、磨きなしたる光をば、昼かとばかり見渡せば、花も紅葉もなかりけり。宇和島の伊達家から島原の松平家へ嫁した姫君が、夫に死別後、思い出を箏歌 (ことうた) にしたものです。中能島検校・三世山木検校合作